愛知県豊田市の結婚式場 アージェントパルムのスタッフブログをご覧の皆様こんにちは。
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本日のブログはAJ(庶務)安藤がお送りします。
先日、休暇を利用して従姉の家にお邪魔してきました。
従姉の家は、私の母の実家でもあり、お盆やお正月、春休みなど、幼少期から何度も遊びに行っている慣れ親しんだ家で、今でも行くたびに幼少期の思い出がよみがえってワクワクする素敵な場所です。
今回の訪問は、従姉の父であり、私にとっては亡き伯父の、陶芸作品をもらいに行くためでした。
伯父は生前、趣味で陶芸をしており、自分で窯を作ってしまうほどの熱の入れようでした。
もう趣味の域ではなく、伯父が作った作品は膨大な量で、敷地内にある納屋いっぱいに、伯父の作品が置いてあります。その納屋を近々取り壊すというので、伯父の作品を分けてもらいに行ってきたのです。
今回、欲張ってたくさんの作品を私の元へお迎えしたのですが、私は煮物などを入れて食器として使っています。
伯父が作った作品を大切に使おうと思うと、自然と料理に気合が入るから不思議です。
(伯父が作った窯、第2号。初号機もあります。三日三晩、高温の炎を絶やすことなく、薪をくべ続けて焼き上げるそうです。この作業で髪が焦げるそうです。)
(私がお迎えした器の、ほんの一部。ひとつひとつ、柄や色が違うのは、薪となる原料の木の違いだそうです)
伯父の陶芸には、私にとって大切な思い出があります。
私の結婚が決まった年のお盆のこと。
親戚が集まって恒例のバーベキューをする中、伯父から『結婚祝いに、どれでも好きなものを持って行っていいよ』と言われ、伯父の陶芸作品をプレゼントしてもらえる事になりました。
私がその中から一輪挿しの花瓶を選ぶと、伯父がにっこり微笑んだのを覚えています。
残念ながら、私の粗相でその花瓶はもう手元にはないのですが、あの時の伯父の優しい声は今でも忘れません。私が結婚する事を心から祝福してくれた伯父に、私はきちんと感謝の言葉を伝えていないような気がして、心残りでした。
伯父の陶芸作品をもらいに行った日、ちょうど親戚一家も来ていて、一緒にお墓参りをし、思い出話に花を咲かせる事ができました。
若い私の結婚を心から祝福してくれた伯父に、墓前で感謝の言葉を伝えてきました。
想いは、伝えられる時に伝えないと後悔する、そう実感しました。
そして、今私が感謝を伝えたい人がいます。
私にこんな素敵な思い出があるのは、私に愛情を注いでくれて、結婚を祝ってくれた伯父もそうですが、伯父の亡き今、家とお墓を守ってくれる従姉と、従姉と結婚して一緒に家を守って下さったTさんのおかげです。
従姉とTさんに、感謝の言葉を伝えたいです。
(納屋の軒先の吊るし飾りです。これらも伯父の陶芸作品。ハチの巣をモチーフにしたものもあって面白いです)
(この作品には、従姉がメダカを泳がせていました。そして庭で咲いた花が一輪。伯父の好きな花だそうです。従姉の優しさがあふれています)
伝えたい言葉はすぐに伝える、会いたい人には今会う、ご縁に感謝する、
伯父に教えられたのでした。
伯父さんありがとう。
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