アージェントパルムのブログをご覧の皆様こんにちは!
本日は厨房の木曽谷がブログを担当致します。
木枯らし吹き付けるこの季節。
秋も深まり、寒さもだんだんと厳しくなってきましたね。
外に出るのが億劫になりがちですが
紅葉シーズンの突入でもあります!!
毎年、我が家の恒例行事でもある
香嵐渓での紅葉狩りですが
今年は11月中旬〜12月上旬が見頃だそうです。
例年よりやや遅めの色づきですが
やはり広大な敷地の木々が
一斉に暖色系に染まる姿は絶景ですよね!
さて、本題に入りまして
タイトルにもありますように
先日ご近所さんから
さつまいものおすそ分けを頂きました。
掘りたてのさつまいもは
まだ泥も落とさずそのままの状態で
頂きました。
無知な私はすぐに泥を落として
水で洗って、綺麗な状態で保存するのが
望ましいとばかり思っていました。
しかし、ご近所さんいわく
ほんとうに美味しい食べ方は
どうやら掘り出した後の
保存の仕方にあるようなのです。
ポイントとしては
よく乾燥させる事。
そして
温度管理に気をつける事。
乾燥させ、適温で保存することで
さつまいもが腐ったり、痛んだりするのを防ぎます。
その為に、収穫後のさつまいもは
洗わずに土付きのまま
よく土を落として乾燥させましょう。
水洗いしたり、たくさん土が付いたままだと十分に乾燥させるのが難しく
残った水分で傷みやすくなります。
土をある程度落としたら
日光に3〜4日当てます。
その後、新聞紙にくるんで
ダンボールに入れて保存します。
さつまいもの保存に適した温度は
13〜15℃ですので、風通しの良い部屋に
室温で置いておくのが大事になります!
1〜2週間置くと食べ頃になります。
またさつまいもを甘くするには
調理の仕方も重要になってきます。
さつまいもはじっくり、ゆっくり
加熱することで甘くなります。
さつまいもに含まれる
βアミラーゼという酵素には
デンプンを麦芽糖という甘味成分に
変える働きがあるのですが
この酵素は生のデンプンには作用せず
70℃前後を保つことで
働く性質を持っています。
出来るだけ長くゆっくり火を通す事で
麦芽糖=甘味を増やすことができるのです。
電子レンジでちんするよりも
じっくりと蒸したり、焼いたりする事で
あま〜いさつまいもを食べることができるんですね。
ちなみに私のオススメの調理法は
「フライパンで焼き芋」です!
よく洗ったさつまいもを
フライパンに入れ、フタをし
弱火でじっくりたまに返しながら加熱します。
ご家庭でもぜひ一度お試し下さいね。
以上、厨房の木曽谷が
食材豆知識ブログをお送りしました。
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