愛知県豊田市の結婚式場
アージェントパルムのスタッフブログをご覧のみなさん、こんにちは。
いつもご覧頂きありがとうございます。
本日のブログはAJ安藤が担当いたします。
みなさん、お盆休みはどのように過ごされましたか。
お盆はご先祖様が家に帰ってくると言いますね。
私は毎年、夫の実家へ行っています。
裏山にあるお墓に家族そろって行き、蚊に刺された!などワイワイ言いながらお墓をきれいにして、
夕方になると義父が庭で迎え火を焚きます。
お盆に夫の実家の庭でバーベキューをした事があったのですが、
その時に義母の作ってくれたおにぎりが、とてつもなく美味しかったのを毎年のように思い出します。
ふわっとしているのに崩れない。あんなおにぎりは初めて食べたので、とても衝撃的でした。
私の作るおにぎりのレベルに気付いてしまった夏でした笑
それ以来、おにぎりを作るたびに握り方をいろいろ考えてはいるのですが、
義母のような出来栄えになった事は一度もなく、、、私には未だ越えられないエベレストのような壁です。
義母のおにぎりを食べたのは、その一度きり。また作ってもらって食べたいです!(作り方を習うべきでしょうか笑)
私の子どもたちは、じいちゃん、ばあちゃんの家で過ごしたお盆の出来事を、
どんな風に記憶しているのかと、ふと思いました。
ばあちゃんの作ったおにぎりの美味しさを覚えてたらいいな、と思います。
私の幼少期は、お盆はとても楽しく、待ち遠しいものでした。
お盆前に仏壇の金ピカ飾りを磨くのも楽しかったし、ナスやキュウリで馬を作ったのも楽しかったです。
父方の親戚が手土産をいっぱい持ってうちに遊びに来てくれて、私を褒めて甘やかしてくれて、ごちそうを食べて、ご満悦な数時間。
夕方、親戚が帰ったのを見届けたら急いで仏間へ走り、手土産の包みを全部開けるのが何よりも楽しみでした笑
夜になると、今度は母の実家で親戚一同が集まってバーベキューをします。
伯母が毎年必ず作ってくれる〝おはぎ〟が大好きで、バーベキューよりおはぎが私のメインでした。
その頃、祖父は健在でしたが、祖母は母が幼い頃に亡くなっているので、私は母方の祖母と触れ合った事がありません。
お盆に母の実家の仏壇に手を合わせると、母が祖母の遺影を見て、私に〝おばあちゃんだよ、似てる?〟と言うのですが、
会った事もない人の写真を見ても、私には祖母という実感が湧かず、そんな自分に罪悪感を抱いていました。
そんな遠い存在の祖母への想いが変化したのは中学生の頃。
親戚が集まって蔵の荷物を片付けていたところ、蔵から祖母の漬けた梅干しが山のように出てきたのです。
昔ながらの梅の壺が、たっくさん。
中の梅干しは、水分が蒸発してカラカラになっていたのですが、伯母が〝昔の梅干しは塩分が強いから、100年経っても食べられる〟と。
中学生だった私は、梅干しを自分で作れるなんて知らなかったので、梅干しを作れるなんてすごい!と祖母に尊敬の念を抱き、そこから祖母への想いが募るようになりました。
私は、その梅干しをもらって帰りたい!と母に直訴したのですが、〝そんな昔のもの、たべられないよ〟と一蹴され、持ち帰る事ができませんでした。
祖母の梅干しの事が心に引っかかったまま大人になりました。
ただ、その梅干しが入っていた壺は、従姉が大切に保管してくれていたので、今年のゴールデンウイークに壺だけもらってくる事ができました。
中に入っていた梅干しは、つい1年前まで残っていたそうで、、長い間、心に引っかかっていた梅干し、あと1年早ければ、、、と後悔でいっぱいでした。
中身がなくなった今でも、まだほんのり、梅干しの匂いがして、なんだか、泣けてしまいました。
私が梅干しを作るようになったきっかけは、この祖母の梅干しです。
触れ合えなかった祖母との唯一の接点のような気がするのと、梅干しを自分で作ってしまう祖母への尊敬と。
いつか私も作ってみたい、と思い続けていました。
いつも以上に祖母を思いながら漬けた今年の梅干し、ようやく完成しました。
今年はシソで真っ赤に漬けたものと、シソを入れずに梅本来の色を楽しめるもの、2種類作りました。
祖母に食べてもらえたら良かったなあ、、、と思います。
そして、祖母が使っていた梅干しの壺、私は梅干しを入れていません。
大切なものを入れよう、と考え、すぐに思い浮かんだのが、〝松ぼっくりを入れよう〟
毎日、愛犬がお散歩でせっせと運んでくる松ぼっくりを入れています。
松ぼっくりや枝など、毎日運んで帰ってくるので、この大量の松ぼっくりをどうしよう、と考えあぐねていました。
そんなある日、松ぼっくりは油分が多く、火をおこす時の着火剤になると聞いたので、
秋に涼しくなってきたら、愛犬と一緒にキャンプに行き、松ぼっくりで火おこしをしようと思います。
祖母が見たら笑われていたでしょうか。でも、大切な祖母の壺だからこそ、大切な愛犬が大切にしている松ぼっくりを入れています。
(松ぼっくりや枝だけでなく、栗のイガや、石ころまで運んでくれます…)
みなさんには、ご家族との大切な思い出、幼い頃の楽しかった出来事はありますか。
お盆は大切な家族の事をを考える機会になると思いますが、
結婚式もまた、大切な人の事を思う絶好の機会です。
これまで歩まれてきた人生で、出会ってきた方の事をたくさん考える素晴らしい時間です。
おふたりの大切な思い出を、ぜひ聞かせていただきたいです。
その想いをいっぱい詰めた結婚式に出来るよう、
私たちアージェントパルムのスタッフがお手伝いさせていただきます。