アージェントパルムのブログをご覧の皆様こんにちは。
本日は厨房の木曽谷がブログを担当致します。
さて、連日35℃を超える
猛暑日が続いておりますが
皆さまいかがお過ごしでしょうか。
先日、連休を頂きまして
このたまらない暑さをしのぐために
避暑を求め、子供を連れてマス釣り場へ
車を走らせておりました。
日差しを受けながらも
まだまだ頑張れるだろう、は禁物です。
早めの予防線を引く事が大事だと思いますので
外仕事の方々は特にお気を付けてお過ごし下さいね。
さて、今日ご紹介させて頂くのは
ブログのタイトルにもありますように
タルトの上にたくさんのバラをあしらったウェディングケーキ。
ウェディングケーキといえば
スポンジと生クリームを使い
フルーツがサンドされているものを
多くの方は連想されるかとは思います。
しかし、最近では
ウェディングケーキのカタチやデザインも様々。
私たちパティシエも
おふたりとケーキの打ち合わせをしていく中で、
面白いアイデアや斬新な提案などをして下さり
とても刺激を受ける事があります。
「こんなケーキが作りたいんです!!」
と熱く語って頂いたお客様からの要望には
全力で応えたいと思うのです。
過去にも
お客様様からの提案で生まれた
ウェディングケーキはたくさんあり
どれも毎回の制作で良い経験をさせて頂いておりました。
そして、先日私が担当いたしました
バラのタルト。
このケーキを作る上でも
大変勉強させて頂きました。
まずは
直径30センチほどのタルトの焼成から始まります。
なんといっても
サクサク食感が醍醐味のタルト生地。
とても割れやすいので
厚く丈夫に仕上げたいものですが
あまりにも生地が厚いと
フォークが刺さらない!!
なんてことも考えられます。
この段階で食べやすさも念頭に置きながら
丁度良い厚さで作っていきます。
そして、次にこのケーキの1番の難所。
バラの細工に取り掛かります。
正直なところ
バタークリームでのバラ細工は未経験。
お二人との打ち合わせの時点で
「これは圧倒的な練習が必要だ」
と冷や汗ものでした。笑
しかし
出来ます!!
と公言した以上
必ずおふたりのご希望に添えられるよう
全力を尽くす覚悟を決めました。
パティシエが
直接打ち合わせをすることにより
この「想い」の部分がより強化され
あのおふたりが喜んで下さる為ならと
こちらもより一層力が入ります。
今回のブログは
ウェディングケーキ製作の裏話の様な
ブログになってしまいましたが
作り手の正直な心境について
書かせて頂きました。
常に新しい挑戦をしなければならない私たちにとって
当日を迎えるまでに、できるかどうか不安がないといえば嘘になります。
しかし、プロとして
当たり前の事かもしれませんが
不安を払拭するぐらいの練習を重ね、
当日までに
自信を持って最高のケーキを作り上げること。
それをお約束して
本日のブログの締めとさせて頂きます。
厨房の木曽谷がお送りしました。